モノに対する不誠実さに茫然としました(片づけ祭り③)

こんにちは、すぬーぴーです。

ときめく人生へ舵を切るべく片付け祭りを開催し、今日で3日目です。

1日目に服を片づけて物凄いエネルギー使ったので、次の開催日は未定にしていました。

本来は短期集中決戦が望ましいそうです。その方が、片づけが自分に与えるインパクトをより強くできるそう。

何この綺麗な部屋…もう二度とあんな汚部屋には戻りたくない!!

という風に。

私の場合は体調の都合があるので、テキスト通りのベストは尽くせないだろうと思っておりました。

が、服の片づけで勢いがついて、その日の夜のうちに鞄と靴を片づけました。

 

靴も鞄も、そんなに多く持ってるつもりはなかったですが、服と同様に手放す品はしっかりありました。

あ、こんな靴あったな。全然履いてないな。この鞄、今年使わなかったな。

来シーズンまでとっておけば使うかも、もったいないかな。なんて思いもありました。しかしそんな自分に甘い考えでは、人生を変える片づけ祭りは不発に終わってしまう。心を律して臨みました。

 

結果。残ったのは靴が8足ほど。鞄は10個くらいだと思います。

実は本日も片付け祭りを敢行したため、疲れ果てて椅子から立ち上がる気力がありません。正確な数を確かめにいくのもおっくうなので、だいたいの数字です。

靴には礼服用の2足も含まれています。鞄も同様です。

書いていて靴はちょうど良いなと感じたのですが、鞄がまだ多い気がします。

リュックが2個あるので、1つを手放そうかな、でももう疲れて判断力はガタ落ちだ。後日決めることとします。

 

昨日今日で、本と書類と小物の一部を片づけました。

本と書類合わせて、資源用のゴミ袋が7つパンパンになりました。

「いつか勉強したい系の本」が多いこと。

こんまり先生曰く、「いつか」はほぼほぼ来ないそうです。多分私にも来ない。処理できないほどのモノを抱えてあっぷあっぷしているような私には来ない。

 

ときめくモノだけを、今の自分に必要なモノだけを、選び取っていった結果。

MOSのテキスト、歴史に英語の本など、合わせて10冊前後。正確な数を確認に行くのが(略)。

漫画も、今ときめくのは一作のみ。あとは全てさよならorメルカリとなりました。

 

過去、勉強面と精神面において支えとなってくれていたものがありました。

勉強は、NHK語学番組「リトルチャロ2」のラジオ版テキスト。学校を辞めた私を英語と結びつけてくれていた、宝物です。

この本で何年もかけてゆっくりゆっくり勉強し続けたから、英会話サークルに見学に行く自信がついたのです。そして、サークルで人との交わりを与えてもらいました。

 

いつかもう一度勉強したいと取っておいたけど、そのいつかは来ませんでした。

チャロの役目は、終わったんだな。ありがとうね、本当にありがとう。

そう心の中で伝えながら、辛かったですが、ゴミ袋に入れました。

チャロの3月号、最終号が一番上になりました。

涙ぐむチャロの上に

「Always be strong ...」

と書かれていました。チャロがお別れを言ってくれているようでした。

涙がこぼれました。今こうして書き残している間も、涙が止まりません。と書いてる最中に父がおやつ食べにリビングにやってきたので、今は気合いで止めてます。

強くならないとな。チャロが応援してくれてるんだから。

 

精神面を支えてくれたのは、蟲師というタイトルの漫画です。

静かで美しい物語です。

「どうしようもないことが、あるんだよ」

高校を辞めて辛くてたまらなかった私に、こんなメッセージとともに寄り添ってくれる漫画でした。

今一度漫画を開くと、かつて私を慰めてくれた悲しい物語が広がっていました。

今の私は、読めない。そう感じました。

ぐらぐら不安定ながらも先に進もうとしている私には、静かすぎる。

この本は、かつてどうしようもないのにジタバタもがいていた私の心を、鎮めてくれました。

私の心の補助輪だったのだと思います。そして、私は今、補助輪を取り外してペダルを踏み込む段階に来ているのかもしれない。

本当にありがとう。寄り添ってくれてありがとう。

感謝が溢れて涙も止まりません。父もおやつ食べ終わってリビングを去ったので、またぽろぽろ泣きながらタイピングしています。

 

モノを捨てて分かりました。

私はモノに不誠実でした。たくさんの本を持っていたのに、読み込んだものは恥ずかしくなるほどに少なかった。

リトルチャロと蟲師が私を支えてくれたように、他のモノも私を助けてくれていた。

私はその分モノを大切にしてあげられたか。本来の役目を果たさせてあげたのか。

次を次をと欲しがって、数を揃えるだけ揃えて、満足した気分になって。

 

自分が選んで家に連れて帰ったモノ達を、ちゃんと使ってやりたかったなあ、心が痛いなあ。

 

モノに不誠実な私は、人にも不誠実だろうな。本質より数ばかり気にして。

モノを大切にできるようになったら、人も大切にできるだろうか。

本当に心が痛むけど、私は片づけ祭りを最後までやらないといけないと思います。

中途半端な片づけは、リバウンドで終わるそうです。

絶対リバウンドしたくない。こんな、申し訳なくて悲しい思いしながらモノを捨てるの、二度としたくない。

だから頑張らないと。

 

次に待っているのは、小物と思い出の品とのお別れです。

どんなに辛いだろうと考えると、くじけそう。

でも、頑張らないと。

私が集めたモノ達が、私が生き方を変えるのを、お別れを通して手伝ってくれてる。

大切な人と大切なモノを 大切にできる人になるための決死のお片づけ、3日目でした。