通信制大学と自分の可能性
こんにちは、すぬーぴーです。
過去の備忘録で、今の自分には夢中な物も将来の夢も無いといったことを書き残しました。
little-by-little.hatenablog.jp
今の自分にはというか、これまでの人生で将来の夢を心に秘めた期間がほぼほぼないし、農業の道に進みたいと思ったときもあったけどその動機が
「周りの人だれも目指してないから自分が目指したらなんかかっこいいかもしれない」という極めてしょうもないものでした。
そして高校一年の冬、オーバーワークにより身体をボロボロにしてしまう&双極性障害発症によりハリボテの夢も木っ端みじんこに。
病気になってからは将来の夢など考える余裕はありませんでした。
療養期間がこの春で10年目に突入します。
そんな私になんと夢ができました。急転直下!
たった一月前に夢も希望もねぇやみたいなこと書いたのに。なにがあるかわかんないや。
通信制大学で学ぶ。これが私の夢です。
大学進学を私はすっかり諦めていました。諦めたことも忘れてたくらいです。
私は勉強が好きです。知らない知識を得ること、考えることがすきです。
高校を辞めてしまったあとも(フリースクールに転校&卒業したが体調が整わずろくに通えなかった)、大学への憧れを強く抱き続けました。憧れというか、執念というか。
自分と同い年の友達が大学に進学するのに、自分はどうとも前に進めない。療養する間に今度は自分より年下の子も大学生になっていく。
とても悔しかったです。日ごとに変わる自分の体調に振り回されている間に、周りの同年代は先へ先へ進んでいってしまいました。
私も大学や通信制、専門学校に行きたい。毎日の通学や勉学に費やす体力など持っていないのに、行きたい行きたいと恋い焦がれていました。
大学に憧れて悔しくて苦しくて、諦めるのに何年もかかりました。
何年もかけて、「自分には無理なんだ。できるわけないんだ。」
と言い聞かせました。
同年代が大学を卒業する頃には、進学の思いを鎮火することはできました。
しかし、鎮火のために繰り返し言い聞かせた
「自分には無理なんだ。できるわけないんだ。」が、今の私にもまだ悪い方に影響しているような気がします。
自信、自己肯定感、チャレンジする勇気を「無理。できない」がじわじわ浸食して湿らせているような感じ。カビ生えるじゃん。
この一年で、私は心も体もぐぐ~んと元気になりました。自転車で坂道を上がれるようになったし、一月後の予定を立てることもできるようになりました。試験を受けるだけの集中力を持続させることもできるし、苦手なパソコンにだって立ち向かっています。
そんな幸先よい状況でも、7~8年かけて刷り込んできた「無理。できない」の呪縛は解けることなく私の自信を湿らせていました。
今月の頭くらいでしょうか、尊敬する方が動画配信で「大学は行った方が良い」と仰ったのを聞いたことが転機となりました。
その言葉を聞いて初めに湧いた気持ちが「まあ私には無理な話だよな。」でした。
しかしその方の「通信制大学だっていい」という言葉に心が動かされました。
「私、通信制大学なら行けるかもしれない。計画立てて自主的に勉強するの楽しいから、孤独な勉強は耐えられそう。それに毎日の通学がないって最高にスタミナ節約できるじゃん。」
「あれ?でも私は過去に通信制大学を諦めたよな。」
「でも今ならできそうな気がする。マン管試験を始めこの一年の経験が自信と根拠になってる。」
「行きたい。それにしても、こんなに元気になったのにどうして自分から通信制大学という選択肢を思い起こさなかったんだろう。」
「そうか。昔できなかったことは今もできないと思い込んでたんだ。」
中学時代、学校の先生が朝礼でこどものゾウの話をしました。
こどものゾウがいます。逃げてしまわないよう首に縄をかけ、その縄を地面に打ち付けた棒にひっかけておきます。
こどものゾウは自由になろうともがきますが、棒はびくともしません。いつしか、こどものゾウは逃げるのを諦めてしまいました。
そのゾウは時が経って大人になりました。力をたくわえたその大きな身体でもがけば、棒は簡単に壊せてしまいます。自由になれるのです。
でも、ゾウは逃げようとはしません。過去、もがいても自由になれなかったことを学習しているからです。
状況は変わっているのに、過去のイメージが強すぎて現在の可能性に気づけないのです。
「君たちはそうならないように。」と先生は最後に言いました。
いまやっと、このたとえの意味がわかった気がします。
私はおおきくなったゾウだったわけです。
そして、「その棒は今なら引っこ抜けるよ」と教えてもらったのです。自分では気づけませんでした。感謝ばかりです。
昨日、大学の資料請求をしました。届くのが楽しみです。
昔はガリ勉と馬鹿にされ、勉強するのはなんだかかっこよくなくて恥ずかしい風に感じておりました。
そんなことないね!
もう一度学びの道に復帰できたら、そのときは目一杯楽しんで堂々と勉強したいです!
ここまでお読みくださり、まことにありがとうございました!