双極あれこれ⑵求人サイト見過ぎて目の奥痛い問題
こんにちは、すぬーぴーです。
今日から12月です。足元冷えるな~。廊下歩きたくないな~。
前回、躁の寿命が迫って情緒不安定になると出てくる症状の一つ
「昔の友達をググって余計凹む問題」について書きました。
今日は同じく躁の寿命間際の私に現れる症状の一つ
「求人サイト見過ぎて目の奥痛い問題」について書こうと思います。どうぞよろしくお願いします。
さて、昔の私は躁状態の自分を上手くコントロールできず、深夜3時から起き出したり言動が攻撃的になったりしていました。
迷惑をかけた家族や知人、ごめんなさいでした。
昔の記憶を遠くから眺めると、随分穏やかな双極の波になったなぁと細い目になります。今でも躁と鬱の波はありますが、ちゃんと軽躁もしくはどっぷり鬱のときは対処が楽っちゃ楽です。
「あぁ自分はいま躁(もしくは鬱)なんだなぁ」と受け入れてしまって、療養生活10年で学んだ「やるといいこと」をして「やってはいけないこと」を避ければ、人に大迷惑をかけたり自分で自分を傷つけたりしないですみます。
でも、こんな風に理性的に判断できないときもあります。それが「躁が終わりかけて気持ちがぐらつきはじめる頃」です。
軽躁状態をぼちぼち保ち気持ちが安定しているときは、これまで自分が続けてきた勉強や家事に集中できます。
「やるべきこと」
「やりたいこと」
「今できること」
「今できないこと」
これらの境がきちんと把握できているということです。
しかし躁の寿命が近づくと、この境がぼやけ出すのです。
境がぼやけると出てくる欲求が「お金稼ぎたい」「バイトしたい」です。
気持ちが安定しているときだってお金を稼ぎたい気持ちはありますが、現在の自分の体力や生活リズムを考えると、バイトは「やりたいこと」だけど「今できないこと」だと理解できるのです。
「今は任された家事をこなして、大学の勉強に励んで、筋トレや外出で体力を維持しよう」と思えるのです。
なのになんで躁の終わりがけになったらバイトが「やりたいこと」且つ「今頑張ったらなんとかできそうなこと」に思えてくるんだろうな???
これから鬱モードになって活動が制限される時期に入るのに、なぜ風呂敷を広げようとするんだよ。畳めよ。やることリストを絞っていきなさいよ。
ふと「自分にもできそうなバイトないかな」と一度気になっちゃったら、ググるのが止まんなくなるんです。ついこの前「バイト探し」をしたので、今回の躁もいよいよフィナーレの予感。
タウンワークで近所の求人を1から10までだらだらだらだら見ちゃう。
ちなみに今回狙ったのは年賀状の仕分けなどの短期バイトです。
「1~2週間の短期バイトなら、気合いで勤められるかもしれない」ってね。双極の私には「気合い」は危険思想なのにね。
近所のダイソーの求人も見ることは見るんですが、シフトが固定されて毎週同じ曜日同じ時間に出勤するのは難しい。現実的思考ができていないときでも、そこは一応分かってるってことですね。それでも出来たら良いなって思うけど。
こうやってスマホで求人検索しても、そこから先に行動を移すことはないです。1から10までタウンワークを見終わったら、自分の中で「そうはいっても今は無理だよね」と気持ちをしぼませてます。
「家族に相談無く大きな決断をしない」
「不安定なときに大きな決断をしない」
の二大ルールが、ブレーキとして働いているのだと思います。セーフ!
気持ちがしぼんで正気に戻ったら残るのは目の疲労感と虚しさです。
「目の奥痛い、、、辛い、、、何やってんだろ自分、、、」
あのねぇ。そんな暇があったらね、勉学に励みなさいよ。やっとこさ大学生になれたんだから。憧れた果てに諦めた大学生だよ。目の前のことに集中しなさい。もっと今の日々に感謝したらどうですか。
こんなしごくまっとうな意見が自分に通じない。それが私の躁のフィナーレあるあるです。まぁこの衝動も大体1日で終わるんだから、可愛いもんかな。
そんなこんなですが、来年はNHKの若者番組モニターに応募を検討しています。
テレビを真剣に観て考察するのはインプットとアウトプットの良い訓練になるだろうし、きちんとモニターの役割を果たせば月1万円を貰えます。
締め切りはあれど時間は固定されていない&力仕事でない&自宅でできる。私にはとても魅力的です。
この番組モニターの応募は来年1月に募集されるそうです。家族に「やってみたいんだ~」と話してみたらGOサインが出て応援してもらえました。やったー!そのときの体調次第ですが、申し込んでみるつもりです。
楽しみだな。期間は半年だから合計6万円か。大金だ~!
なんて取らぬ狸の皮算用を何度もしましたw
審査を受けて選んでもらわないことには始まんないのに(汗)
もしモニターができたら、やりたいことがあるんです。
ズバリ「脱毛」!
今までは自分とは縁遠いものだと思っていましたが、もし自分の手でお金ちゃんをゲットできたら是非やりたいです。
振り返ると、美容にお金をかけることはあまりなかった日々でした。数年前に一度だけ美容院でヘアカラーをしてもらったくらい。
働けてないことへの後ろめたさがずっと影のようにくっついて回っているなかで、父からもらったお小遣いを「遊ぶ金」に変えることができませんでした。たまにゲーセンに行ったり、ラーメン食べに行ったり、服を買ったり、まるっきり遊んでないことはないです。が、一度に数万もの大金を遊びor美容に投入するのは心が許さなかったです。
いま自分は大学生なんだという幸福感と自己肯定感の上昇が「私が美容や遊びにお金をかけるのは良くない」という、誰に言われたわけでもなく自分で作って自分に巻き付けた鎖を緩めてくれた感じがします。
この春までお世話になっていた英会話サークルのメンバーのお一人から
「これから縮こまった羽根をゆっくり伸ばして、羽ばたいてくださいね」と言っていただいたのを思い出しました。心に染み入る言葉でした。
本当にそんな風になりたいです。ゆっくり時間をかけて、学んで、ときどき何かに挑戦して、遊んだり休んだりしながら、羽根を伸ばしていきたいです。どこに羽ばたくのかはまだ分かんないけど(*^_^*)
大学の単位認定試験は来年の1月中旬です。まずはこの試験に向けて勉強を頑張ります。初めての経験ゆえ、試験が迫り来る恐いものに見えてしまうのですが
「試験という名前の贈り物が空から降ってくる」と捉え直して楽しく勉学に取り組む所存です。
それでは今日はこの辺で。
読んでくださり、ありがとうございました。