アクセルとブレーキ(マン管試験①)

去年の11月末、マンション管理士の資格試験を受けました。

資格試験は高校生時代の英検以来、7~8年ぶりの挑戦という大チャレンジでした。

結果はあと一週間くらいでわかります。

 

合格発表が出てからブログに書こうかとも思いました。

しかし、合格でも不合格でも、私にとって大チャレンジだったこと、この挑戦で自信を持てたこと、家族 親戚 周りの方に支えられた日々は、変わることがありません。

どのような結果が出ても、

「自分が頑張れたこと」

「どんなふうに周りの方に支えてもらったのか」を残そうと思いました。

後者は、私がこれから感謝と共に生きていくために、記憶に残しておかなければなりません。私はとにかく忘れっぽいので。

 

今回は、なぜマンション管理士の資格試験に挑もうと思ったのかを残しておこうと思います。

「自分が住んでいるマンションについてなんにも知らないな、勉強してみよう。」と思い立ったことが、マンション管理士の勉強を始めたきっかけです。

半年前の私は、「エレベーターを動かすための電気料金は誰が払ってるんだろ?」レベルにマンション管理について無知でした。

長らく自宅療養のち家事手伝いの私にとって、家の外は「わからないこと」で溢れています。

 

大学受験したことない。もちろんキャンパスライフを送ったことない。

就職活動したことない。就職経験は短期のバイトが一度きり。

税金の仕組みも保険の仕組みも郵便局の窓口でできることもわかってない。

 

昔は「社会について無知である」という漠然とした不安がつきまとっていました。

今では「毎日その日にできることに向き合うのがベスト」と理解していますが、数年前は恐怖に胸を締めつられていました。

 

今回のマン管挑戦についても、「知らないことが嫌だ」という気持ちが私のやる気に火を付けました。

ただし数年前と違うのは、この「知らないことが嫌だ」に 恐怖や焦りなど、負の感情が含まれていなかったことです。あったのは好奇心と諦めです。

 

好奇心は、テキストで学ぶにあたって理解力を格段にあげてくれました。新しい知識を吸収するのは好きで、法律の堅い文章を読んで意味がわかったときは パズルを解いたような達成感を感じました。好奇心は精神的アクセルの役割を果たしてくれました。

 

諦めは、「体調がおかしくなったり躁状態が強くなったら撤退する」という精神的ブレーキとして私を支えてくれました。

頑張りすぎて家族に心配や負担をかけるのだけは嫌だったので、私にはアクセルよりブレーキの方が重要でした。

 

私が「絶対に受かるぞー!!!」と意気込んでるときは危険信号。

調子がよいときにこそ、「どうせ続かないさ」と諦めに似た逃げ道を忘れないように心がけました。

この「自分で自分にブレーキをかける」という技を会得するまでに何年もかかりました。

ブレーキとアクセル、両方の使い方を覚えたから、資格試験に挑戦&完走できたのだと思います。

 

昔カウンセリングの先生に、「あなたは良いアクセルを持ってるけど、ブレーキが壊れてる。そこを直したら上手く自分を運転できるようになる」とアドバイスを頂きました。その通りでした。

カウンセリングの先生、ありがとうございました。

 

次回の備忘録も、支えてくださった方に感謝の気持ちを込めて書きたいと思います。

ここまで読んでくださり ありがとうございました。